ヒモコロリ

2001年4月20日
 コーヒーとタバコと昼寝であたしの一日は暮れていってしまう。最近では、もっぱら昼夜逆転なので、正確には明けていってしまう。コレに対する問題意識とかはないわけではない。むしろある。ニセ中国人風に言うなら「あるアル」。とにかく問題なのは判っている。もっとも仕事をしていないわけではないので、その辺のヒキコモリとはワケが違うのダゼ。とも言いたいのだが、たとえ仕事だろうとなんだろうとタバコを買いに行くときくらいしか家の外に出ないとなると、やはり問題だ。コレでは立派なヒキコモリで、近所に不安をばらまく不審者なのだ。太陽とかも浴びないとビタミンDとか形成されないので、危うく死ぬところなのだ。
 そんなわけで自分をヒキコモリであると認識したあたしは、こうして仕事の合間にコレを書いて、カミングアウトなんぞしている。さんざ、あんなコトやこんなコト書いておいて今更カミングアウトもないモンだが、あたしはヒキコモリなのだ。ヒモコロリ。なんの話だ? まあ、いい。
 とにもかくにも、あたしは、ここでヒキコモリである自分をカミングアウトしてみたわけだ。しかし、いまさら関係のない話で恐縮なのだが、世にヒキガエルとかがいる辺り、ヒキコモリがコモリの亜種に思えてしまうのはあたしだけではないと思うのだ。いや、待てよ。コモリの亜種なのか?

本宮あきら物語

2001年4月17日
 「オッス、オラ本宮ッ!」と挨拶するかどうかは判らないが、当コラム既出の艦長こと本宮あきらはドラゴンボールもJOJOも大好きな26歳、男だ。以前書いたときは艦長と呼ばれている真の理由は敢えて隠させてもらったのだが、この度、艦長こと本宮あきらから正式に許可が降りたので、漸くコトの真実をみなさまにお伝えすることが出来る。もっとも許可といっても「ウッス。桜井だけど。こんど艦長のことコラムに書くから」という電話一本だったのだが。別に困るとも断るとも言ってなかったのだし、コレは立派な許可に違いない。そんなわけなので今回は、艦長こと本宮あきらについて。シリのシワ数まで詳しくお伝えしようかと思う。まず手始めに、二人の邂逅編あたりから長い歴史を紐解くようにと思うのだが、残念。文字数の関係から最近のエピソード限定で。
 そんなわけで、最近の話なのだが。あたしと艦長こと本宮は、「シッシッシッ」と品の悪い笑いを上げながらあたしの部屋でネットサーフィンなどしていたのだ。まあ、ナニを調べていたかは推して知るべしってモンだが、敢えてヒントを上げるならアレでナニなコト。で、そのアレでナニなコトを調べている合間に検索エンジンさんにお互いの名前なんかを入れると世の中の認知度の一部なんかが知れるんじゃないかなんて思ったり思わなかったりしたわけで、二人して協議の末に「本宮あきら」って入れてみたのだ。そしたらなんと23件のヒット。微妙な数だが全世界に広がるインターネットで23件もヒットしたとなれば、考えようによっちゃスゴイのである。スゴイと思わなければいけないのである。
 しかし、真のお楽しみはココから。その23件もの検索結果をいちいちひとつずつ見ていくのだ。どんなページで「本宮あきら」が紹介されているのか。世界中の人々に「本宮あきら」がどんな風に発表されているのか。そいつを知るためにいちいち見ていくと、なんと!? あたしの隣に座るヤツの真の姿が見えてきた。男26歳、本宮あきら。彼の仕事はAV女優、代表作は「欲求不満の人妻」らしい。喘ぎ声もなかなかのセクシーギャルなのだー。
 あれ?

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 真の姿がAV女優だった、艦長こと本宮あきらのウェブサイトはココ→リンク
 
 ちなみに検索結果が0件でガッカリしている桜井シイタさんのウェブサイトはココ→リンク

 今日にでもフォトブンガクを更新、予定、気味。
 ブルースもジャッキーも好きだがサモハンも大好きなあたしは、夜中突然ユンピョウが見たくなり、「死角都市 香港」なんて借りてきて喜んでいた。しかしこの映画、監督も主演もサモハンなので、うちのブラウン管にはサモハンが飛んだり跳ねたり。もはやユンピョウどころではなくなっていたのだ。そして、そんなサモハンを見ていたら、ふと或るフクスケのことを思い出した。ヤツも熱烈なサモハンファンなのだ。今もそうだが、昔からヤツはサモハンの大ファンで、とてもイカしていて、そしてすぐムキになる男だった。当然、ヤツがムキになってどうかなってしまった記憶など腐るほどあるし、ココはヤツの名誉のためにも、ザマーミロとばかりにひとつご披露だ。
 というわけで当時の話の話だが、ちょうどバルセロナオリンピッックの頃だろう。オリンピックがどうこうという話になり、ヤツがIOC会長のサマランチを「サラマンチ」と言ってしまったことがあった。サラマンチと。たかだか1文字の間違いなのだが、しかし、当時思春期のまっただ中。ヴィヴィッドな感性がシビリゼーションでハレーションなあたし達にはひどく面白く、一文字が違うだけでフクスケは先生を「お母さん」って呼んだくらいの辱めを受けたのだ。そりゃあ、ムキにもなるだろうし、実際ヤツはムキになって怒りだした。当然、あたし達としては、「ギャー、コレはマズイ」くらい思ったのだろう。そして、どうにかしてヤツをナットクさせるべくいろいろ考えた末にこんな手で攻めてみることにした。
「オマエ、サマランチをサラマンチと言ったけど、んじゃ、サモハン・キンポーをハモサン・キンポーとか言われたらどうすんだよ?」
 全くの意味不明である。当然、ヤツの怒りは全然収まらない。ヤツはずっと怒りっぱなしで、意地と正当性とプライドと何かが交錯した微妙な一日は、どうやら一週間は続きそうなイキオイだった。結局、その後は例のトンチキな攻め手を行ったあたしがフクスケに詫びることになるのだが、でも、今もあたしは思うだ。
 「ハモサン・キンポー」よりは「サモハン・ポンキー」の方が良かったのではないだろうかと。

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 4/11にも書かれているが、あたしもウェブサイトを持つことになった。ミナサンがいらしてくれて、掲示板にお祝いとかの書き込みをしてくれた。たいへん嬉しかったので、今度は引っ越しました。引越祝いの書き込み下さい。

尚、新アドレスはココ→リンク

 昔のアドレスに行くとジャンプページに飛ぶマス。

 そして、とうとう[桜井シイタのウェブサイト](サイトの名前)にキラーコンテンツが登場なのだね。その名も「フォトブンガク」。
 これで人が来なければあたしは腹を切る。つもりでがんばってみた。

 web siteってヤツを作ってみたのだ。ちょっと前にあたしが日記サイトを引っ越すとかなんとか言っていたのはヒミツなのだが、つまりそんな理由で、どこがどうねじ曲がったのか、知らないうちにweb siteなんぞ作ってる自分がいたりいなかったりだ。
 結局、引っ越しを画策した理由なんて忘れてしまったし、タイムマシンもドラえもんもない現状では、すべてが闇の中なのだが、一つだけ判ってることは、websiteを作ろうとしなかった過去のあたしはたいへん賢いということだ。
 だって、めんどくせぇんだモン。

 ちなみにそのサイトは、ココだ。→リンク

コロシ文句

2001年4月6日
 見てみなさいよ、題名のなんて色っぽいことか。とあたしは思うのだが、ココをお読みの諸兄がなんと思おうが特に気にしないし、意見とかも要らない。
 ところで、なんで突然コロシ文句なのかというと、最近アレを見たのだ。アレ。ボギーが出てきて、雨の中で踊ったり、君の瞳に乾杯したりするヤツだ。あたしは感動したね。そしてダレカレ構わず言ってやろうかと思ったが、横を見て男が座っていたときには、わが人生のはかなさを感じたモノだ。しかし、今でこそ、隣には例のフクスケがいようといずれあたしにもその瞬間は訪れる。ならば、そのためのコロシ文句の一つでも考えておいた方が良いだろうと思うのだ。そして、さんざんアタマを捻った挙げ句、傑作が出来たのだ。聞いて欲しい。
「オレ、大人げないよ」
カッコイイーッ!!

少年A

2001年4月5日
 ちょっと前のお話なのだが、近くのスーパーで買い物をしているときのこと。あたしがレジで順番を待ちをしていたら、あたしの裏手を通って、隣のレジの中に6歳くらいの少年が入って行って、じーっと勤労おねいさんを凝視している。
 あたし思ったね。こりゃきっと働くおねいさんに見とれるに違いない。少年、オマエの気持ちよく判る。いっそそのまま抱きついたりとかしてしまえ。その上スカートでもめくってあたしに見せてくれ。とね。
 しかし、少年は違ったのだ。じっと、じっとおねえさんを見ている。何をするわけでもなくじっとおねいさんを見ていて、そして、彼女がキャッシャーを開ける絶妙のタイミングで。
「十円ちょうだい。」
 すいっと手を出して、
「十円ちょうだい。」
 そう言ったのだ。なんてコトだ。彼は新手の強盗かなにかか? 「十円ちょうだい」って。そんなバカな。しかし、少年はまるで機械でも入ってるみたいに正確に続ける。
「十円ちょうだい。十円ちょうだい。十円ちょうだい。十円ちょうだい…」
 レジの中のおねいさんは、「はいはい、また今度ねー」って軽くあしらっているし、周りのおばさん達もまったく気にしていない。しかし、きっとそいつは銃とか持ってる。あたしは、あたしだけは、そう思うのだ。何しろあの素早い動きに、マシーンのように冷徹にカネを要求する態度。
 ヤツはきっと一級品の悪に違いないのだ。ワルじゃないぞ、アクなのだ。
 ときどき、自分が何を考えているかわからなくなるときがある。いやいや、そういう病気じゃなくて。なんとも表現しにくいのだが、擬音で言うなら「スコーン」。無理くり説明してアタマの中が抜けるような青空とでも言うのか。まあ、アタマの中が青空なのだからそりゃ尋常なコトじゃないのだが、しかし、そうなってしまったあたしのアタマはもはやまともな仕事はしないし、長年こんなアタマと付き合っているあたしもそこのとは重々心得ている。
 そして、ちょっと前もそんなアリサマに陥ったあたしは、これ幸いとばかりにため込んでいた仕事を放棄して、一路広大なネットの世界に旅立つことにしたのだ。
 だが、しかし。旅立つといっても、あたしはまがりなりにもごく最近の日本男児。ツアコン無しで海外にほったらかされて無事帰ってこれるほど肝は据わっていない。日本を心から愛しているあたしとしては、そんなところ行く気も起きないが、あたしを迷子にするだけなら、むしろ日本で十分事足りる。つまり、あたしとしては検索エンジンも無しでネットの海に漕ぎ出すほど、冒険野郎マクガイバーではないですよ。という説明をしたかったのだが、そのマクガイバーじゃないあたしだから、当然検索エンジンを使用しようと考えたのだ。しかし、ココでいつも使っている検索エンジンを使っては芸がない。出来れば違うキモチで、心機一転、新たな地平へ旅立とうではないかと考えたあたしは、さんざん迷った挙げ句、普段からなぜか寄りつかない「インフォシーク」さんを使用することに決めた。カチリカチリとマウスをクリックしながら、インフォシークさんのページへ飛び、とりあえず「オッパイ」とでも入力してやろうと、カーソルを合わせたなら、あたしが、以前インフォシークで調べたと思われるモノの履歴が表示されてきた。

「2000年 | ビル・ゲイツ | お年玉」

 目が点になってしまったよ。2000年でビルゲイツでお年玉だ。あたしは何をしようとしていたのか? このキーワードが過去の履歴を埋め尽くさんばかりに、20個以上連続で入力されていたのだ。まさか、2000年になった記念にビルゲイツにお年玉でももらおうとしていたわけではないと思いたいのだが、この世で自分ほど信用できないモノは無いと思っているあたしとしては、この結果に戦々恐々とするばかりだ。
 こんな記憶は「スコーン」と忘れてしまいたい。そう思いつつ、あたしの旅は終わりを告げた。
「ダレだよ、秋元勝って」
 ということである。まったくあたしもそう思う。ヤツはダレだって話だ。書いておいてなんだが、まあ、日本中探せばきっとどこかにいるだろう。
 惜しいところで似た有名人といえば、秋元康に秋元治だが二人とも作詞家に漫画家で、芸能レポーターではない。試しにエキサイトで検索してみたが「秋元勝」ではまるで引っかかりもしない。
 同じ勝なら、梨本勝っていうのもいるが、コイツは秋元じゃないのできっと関係ないだろうし、インフォシークも使ってみたが、検索結果が1334件も出てきたので面倒くさくなって止めた。
 結局秋元勝がダレだか判らないが、別にあたしは困らないので、気になったらテレ朝のスーパーモーニングでも見てるといい。
 ネームプレートに「梨本勝」ってでっかく書いてあるだろうからさ。

秋元勝のウソ

2001年3月7日
「この世はウソで充ちている」
 って事を一度斜に構えて言ってみたかったのだ。きっと少しは賢げに、かっこよさげに見えるだろう。だから別に、すべての人間があたしにウソを吐いているなんて強迫観念に囚われたのではなく、100円ライターよりはZIPPO、ユニクロよりはGAP、ホントよりはウソなのだ。そんなつもりで生きていけば、将来のあたしは紐の結い先に困らない生活が送れるかも知れない。送れないかも知れない。
 ところで、朝方も眠い目を擦りながらニュースなど見ていると、秋元勝が出ている。うちのテレビの走査線をあの顔が独占しているのだ。何でだろう、芸能記者のなのに。ちょっと前にフジで前田忠明を見たときも思った。何でだろう、芸能記者のクセに。とにかくヤツらは知った顔でニュースにいろいろ解説を加えてゆくのだ。
 今朝なんか、あたしのココロがモーニング娘。から中澤が抜ける抜けないで大騒ぎなのに、ヤツは秀樹の婚約話で盛り上がっている。ドラマの主題歌の原曲が復刻されたというニュースもそのドラマのタイトルすらまともに言えなかったり、それなのに毎週見てると言ってみたり。
 フクヤケイスケでないあたしの友人もよく言っていた。「あらゆることは言葉にした瞬間にウソになる」って。それがどんな意味か知らないし、あたしの話とどう関係があるのかも知らないが、たぶんきっとこんな意味。
「この世はウソで充ちている」
 ほら、言ったそばからウソになった。


トイレの問題作

2001年2月25日
 たとえ前の更新から10日以上経っていても、かっこわるい言い訳なんてしないのだ。何しろコレを日記だと思って読んでいるヒトなんて何人もいないだろうよ。そんなわけで、別段忙しくもなく、風邪をひいたわけでもなく、グラミー賞のお知らせが届いたわけでもない昨今は、書く気がおきずにダラダラとしていたわけですよ。
 出来るものなら何にもせずに生きていきたいもんですなー。

 ところで、ちょっと前の話なのですが、仕事先のトイレに小粋な張り紙を見かけました。当然あたしの入るトイレだから男子トイレなんですが、小用便器の前、目の高さにこんな張り紙がしてあるのです。

 ************************
  一歩前。
  あなたのそんなに
  立派じゃない
 ************************

 なんと言うことか。ショックのあまり動けませんよ。チカンの冤罪やらセクハラやらが大流行の昨今に乾坤一擲の問題作登場です。
 そりゃぁ考えました。ココであたしはどうするべきなのか。良識あるオトナの行動として
「セ、セクハラよー!!」
って大声上げて叫ぶべきか、何も言わずに裁判に持ち込むべきか。しかし、あたしには、
「あ、あたしのビッグマグナムを見たこともないクセにー!!」
って言ってやるのが限界です。「おーいお茶」の俳句大賞よりもグッとくる一句でした。
 いやぁ、みなさんご無沙汰ってほどご無沙汰じゃないですね。本日は2月10日。そんなことタイトル脇の日付を見れば判ることですが、まさか、前回のこらむから4日も経っていようとは。誰が気付くというのでしょうか? あたしは気が付きませんでしたよ。ええ。
 それに「2日に1回のペースがムリがなくて良いんじゃない?」とかご本人様が考えていたなんて思いたくもないですよね。まったく、世の中ままならないことばかりです。
 そんなわけで、今日はというか今日もと言うか、我が友人のお話です。友人の名はフクヤケイスケ(仮名)。またですか? またですね。しかし、コイツは今までのフクヤケイスケとは違いますよ。何てったって別人です。あたしに40分待たされたり、抗議のメールを送ってよこしたりするあのフクヤケイスケとはまるっきり別人なのです。でも、面倒くさいからフクスケです。
 で、そのフクスケ(別人)の話ですが、ヤツは2年ほど前に結婚していて、先日あたしに倦怠期宣言をしたオトコです。もっとも酒の席で、へらへら笑いながら言っていたのできっと冗談に違いないのですが。しかし、そんな事を言われたのでは、共にへらへら笑っているあたしとしても「ここは何か…」と思うわけで、その場の勢いなんかで、
「そういえば、オマエ。なんで結婚したの?」
とトンチキな質問をしてみたのです。するとどうか? ヤツはスッとまじめな顔になり、
「ハゲたから」
と答えたのですよ。ハゲたからって。しかも続けざまに、
「ハゲたし、痔になったから…」
と言うのですよ。あーあーあー。それはどういう事かなフクヤクン。キミはハゲて痔になる頃が適齢期だと思ったのかな? 結婚って外見が著しく変化すると決断するモンだったっけ?

…。
「あはははははっ」
フクスケが突然笑いはじめました。あたしに向かって笑うので、あたしもつられて笑って、二人でバカみたいに笑いました。でも、笑っている間中、あたしはずっと天井を見ていました。フクスケの顔を見るのがとても、とても悪いことのような気がしていたのです。

 おしまい。

 あ〜。この終わりはどうよ? ところでこの前のメールアドレスは間違っていました。実は。でもある意味間違ってません。ごめんなさい。
 そんなわけであたしにメールを送ろうと思ったアナタ。以下のメールアドレスを「自分で、尚かつ『半角で』打ち込んで」ください。カット&ペーストとかじゃムリです。だって、@マークが大文字になりやがるんだモン。
メールアドレス:mishiyou@geocities.co.jp

 感想とか賛辞とかグラミー賞のお知らせとかそういうのだけ待ってます。

 インターネットというものは世界に繋がっている。
 と言うことにあたしが気付いたのはつい最近なのだが前回、前々回のこらむを見るに、どうも全世界に向けて自分がバカだと声高に叫んでいるようにしか見えない。
 何しろこらむ中で「自分はヘンタイ」だとか「自分はバカ」だとか書いているのだから言い訳のしようもない。たとえインドで見てもフランスで見ても「あたしはバカだ」って読めるだろう。コレは意外にショックなことだ。
 ところで話は変わるが、先日の夜11時。あたしは無性にタイ焼きが食べたくなった。いや、正確には「あったかい『あんこ』」がたべたくなったので今川焼きでも一向に構わないのだが、何しろ夜の11時。それを売っている店がどこにあろうというものか。あるはずがない。そんな時間ではタイ焼き屋のおじちゃん達はきっと夢の中に違いないのだ。彼らが自分の死期を早めてまで深夜営業するとは思えない。
 しかし、ソコはあたしもヒトの子。あるハズがないと思いつつも「もしや…」と思ってしまう。そして、「もしや…」と思ってしまった時には、もうあたしはチャリ上の人。1時間かけて我が家の周囲をグルグルグルグル。
 12時に帰宅するも目的のあんこは食えず、コンビニで買ったコーラを一口だけ飲んで、失意の中眠りにつこうとしたときであった。布団の中でふとそのことに気がついてしまったのだ。
「あ。あんまん!?」

 おしまい。

 あー、やっぱり、あたしはバカなのだろうか? このこらむをお読みのみなさまよ、どう思います?
 もし、あたしが大丈夫だと思ったらメールでもください。バカだと思ったらそっとしておいてください。
 感想とかも待ってたりして。てへ。

メール:mishiyou@geocities.co.jp

教育に悪い

2001年2月4日
 ほら、二月になってしまったよ。時が経つのは早いもので、あたしがたったの2編しか書かないうちに向こう三軒両隣の住人はあたしの10倍以上も書いている。あたしはそれを読んで笑ったりへこんだりしているのできっと書くのが遅いのだ。
 あたしの友人「フクヤケイスケ(仮名)」にも「オマエの日記は2週間記だな」とか言われて「心外だなぁ」とココロの中で思ったが、遅いモノはしょうがない。ええ。しょうがないのだ。
 ところで今回はマジメな話だ。なんとネットに於ける表現とかそんなのの話だ。あたしは実はそんなまじめな話はしたくない。したくないが、フクヤケイスケから直々に抗議をいただいたので、いやらしくもそれに答えてやろうじゃないかという話だ。別に見せしめにしてやろうとかは思ってない。少しも思ってないのだ。
 では、件の話。まずは、あたしの元に届いたフクヤケイスケからのメールだが、ソコにはこんなコトが書いてあった。
「ネットでウンコウンコと連呼するな。品がない」
 おお、なんと言うことか。まともな指摘である。あたしもどうかと思ったのだ。ウンコではあまりにかわいげがない。せめてウンチとかウンチョスとかにすれば良かったと未だに後悔しているのだ。そんなステキな指摘にあたしもしびれてしまったのだが、しかし。フクヤケイスケ、略してフクスケの指摘はまだ続いたのだ。
「〜ンコなんて直接的すぎる表現は止めろと言いたいがオマエにはムリだろうから、せめて伏せ字を使え」
 だ、そうなのだ。ちょっと待てフクスケ。あたしは思った。伏せ字を使うのはどうだろう? あたしだって必死に考えたのだ。伏せ字にするとえらいことになる。何しろ「○ンコ」となるのだぞ。見てくれフクスケ。コレじゃ余計な妄想を喚起し放題じゃないか。「○ンコ」だぞ。あたしが如何にウンコの話をしようと、見るヤツが見ればもうどうしようもないことになる。それはよりキケンじゃないのか? より下品じゃないのか? とフクスケに電話して熱弁を振るったところ、ヤツは「オマエはバカか?」と言って電話を切ってしまった。なんてコトだ。十数年来の友情の危機。あたしのコトをバカ呼ばわりだ。ツーツーツーとなる受話器を持ったまま、あたしは思った。
「…今頃気付いたのか?」

 おしまい。
 あたしの友人に艦長というあだ名の人がいる。別に宇宙戦艦とか潜水艦とかを運転してる人ではないが、みんなから艦長と呼ばれている。まあ、艦長と呼ばれるくらいだから波動砲くらいは撃てるに違いない。

 ところで、その艦長が数日前あたしにジャズのCDを貸してくれた。
「コレは良いものだよ」
って言って貸してくれたので、コレでも聞いて少しは教養を高めろってことだろう。あたしとしても賢くなるにやぶさかでではないし、良い機会なのでジャズでも聴いてソレっぽく振る舞ってやれと思い聞き始めたのだが、何曲か聞いているうちに、小学校時代の教師のことを思い出した。彼はあたしが小5の時の担任で、たいへんなジャズ好きだった。帰りの学級会で本日の一曲などと粋なマネをしてくれたものだが、彼は豆知識もたいへん豊富な男だった。

 いつだったか、彼が授業中突然ウンコの話をはじめたことがあった。なんでも人間どんなにウンコをしようとも体の中から完全にソレが無くなることはないので、赤ちゃんの時のモノとかが体の中には残っているのだという。当然、小学生であるあたし達は「おお〜」と言う感嘆と共にその豆知識を迎えいれたものだが、それに気を良くした彼は、もう一言余計なことも言いやがった。
「口と肛門は繋がってるからな。どうしてもウンコが出ないときは口を大きく開けて『あ〜』って言うと出るようになるぞ」

 コレはたいへんなことである。如何に彼が笑って言おうと、豆知識にくらくらきている田舎のガキ共に、それが冗談だと見抜けようか。
 数日後、便秘になったあたしは何の迷いもなく家のトイレで叫んで親にバカ呼ばわりされたし、あたしの友人ヨッチャンことヤマウチヨシオクンも見事にバカの仲間入りを果たした。

 そんなこんなで、バカが急増した我が小学校だったが、ソコを卒業して10年以上たった今もあたしは、もしかしたら…と思っている。そして、先日某所のトイレで試してめでたくバカを卒業し、ヘンタイになった。

 そのヘンタイが今日もソレっぽくなるために必死にジャズを聴いているのだが、さて。少しは教養が身に付いただろうか? 艦長に会うのが楽しみになってきたのだ。会ったらヤツに向かって言ってやろう。
「艦長、知ってるか? 口と肛門って繋がってるだろ。どうしてもウンコが出ないときはな…」

 そんな教養だ。

おしまい。

21世紀の豊富

2001年1月5日
 忙しいのだ。
 いや、正確には忙しかった。今は実家にいるのでそれほどでもないのだが。とにかく、あたしは忙しかったのだよ。そして、それがいいわけだ。
 友人は死んでるのかと思ったなどと言いやがったし、あたしの死亡は昨年の一大事件に入れられてしまう始末だ。このままあいつの中では死んだ男になってしまおうかと思ったが、しかし、今年は20が21になる記念すべき年なのだ。あたしだけ20において行かれてトンチキな貴様だけドラえもんに近づけさせるものかよ。
 あと、100年我慢すればあたしのもとにあの青猫ロボが届くはずだ。そしたら早速しずかちゃんの風呂でものぞかしてもらおう。
 わが2001年の豊富だ。

悪人ヅラ

2000年12月14日
 おじいちゃん子なあたしとしては、三つ子の頃からおじいちゃんのイカした人生論をばりばり植え付けられたモノで、そいつらはさも当然という顔で百まで心に残り続けることだろう。
 ところで、そのおじいちゃんの人生論のひとつに「悪人は顔が悪人ヅラになるもんだ」と言うモノがある。それを聞いたときは「ふーん、そんなモンカー」などと思ったモンだが、しばらくたってから見た政治家の演説で1度目の当選時と、以降の当選時で明らかに違うのを発見し、「おじいちゃん、この人アクニンだよ」と言った純真無垢な少年と、そんな孫の顔を見てニヤリと笑った偉大なるゴッドファーザーは今も健在だ。
 今日はちょっと用事があって板橋の端の方まで出かけていったのだが、あたしの友人こと「フクヤケイスケ(仮名)」との待ち合わせ場所が判らず、仕方ないので交番を探して歩いていた。するとどうだろう。見つけた交番の中には警察が一人。そして交番の近くにオトコが一人立っているではないか。
 警察はあんまり好かないあたしとしては、「あー、こりゃちょうど良い。ふらふらと寄っていって、彼に道を聞いてしまおう」と思ったのだが、しかし、頭の中では激しく警鐘が鳴り始めた。おかしい。その現場は明らかにおかしいのだ。警官とオトコ。警官は普通の格好だが、そうだオトコ。ヤツの格好は目深にかぶった野球帽とサングラスにマスク。そして、ロングコートだ。典型的な怪しいオトコではないか。
 さて、どうする? 目の前のオトコは明らかになにかやったに違いない。きっと殺人とか連続放火、強盗、少なくともチカンはやらかしているだろう。こりゃ、ちょっと世のため人のために一働きだ。そうココロに決め、あたしが交番に飛び込もうとしたその時、警官があたしの方を見て「信号、赤だよ〜」とかぬかしやがった。なぬー。
「おい、待てポリ公。目の前の連続放火強盗殺人チカン魔はいいのかよ?」
 思った。ココロからそう思ったのだ。しかし、弱いあたしとしては「すいませーん」と言いながら、チンタラと歩行者信号が変わるのを待つしかないのだ。その間にオトコはどこかに消え、事件は未解決のまま。予定より40分遅れて現れたあたしをフクヤケイスケはなじり、あたしの必死の訴えは、世間一般で言う「言い訳」にされてしまった。
 なんてこったい。

 世の中にはカクテルパーティーなる紳士淑女の社交の場があるらしいが、あたしには全く関係ない。もっとも後ろに効果がつくなら、日頃から自分の感覚を信じて疑わないあたしとしても、普段、幻聴扱いされている奇怪な事象を解明する手だてとして運用するにやぶさかではない。つまるところ、「ホントに聞いたんだってば」と唾を飛ばしてまで語るよりは、アレはカクテルパーティー効果が云々とでも言っておけば賢いみんなは知った顔で肯いてくれるだろう。
しかし、そんな奇行を繰り返すあたしだからこそ、世の中で無駄にガンバッてる方々はスキだし「ガンバってー」なんて応援されると舞い上がってすべて台無しというのも懐かしい思い出だ。ま、応援されればダレしも緊張くらいするだろうけど、まさかJRが個人に、しかも構内放送でエールを送るとは思わなかったのだ。
「ハバタケカツユキサン、ハバタケカツユキサン。至急…」
 そうだ。羽ばたけ!!カツユキサン。地球の運命はアンタにかかってるよ。ホームだろうが線路だろうがどこへなりとも飛んでいってくれ。
 …いいよなぁ、カツユキサン。

教育のおねぇさん

2000年12月9日
 あたしは教育テレビを見るのだ。大抵は徹夜明けなので、見ても笑いしかもれてこないが、おじゃる丸から始まる朝のゴールデンタイムを見逃すことはまず、ない。つまりいつも徹夜なのだ。まあ、あたしの徹夜の話はどうでもいい。重要なのは、その朝のゴールデンタイム。とりわけ「お母さんといっしょ」だ。ちなみにあたしの名誉のために言うが、お母さんと一緒には見てない。
 で、本日もその「お母さんといっしょ(略して「おかしょ」)」を見ていたのだが、やはり、おねぇさんがかわいい。思わずブックマークしてしまいたくなるくらいのお気に入りだ。彼女はお子さまの前でいつもにこやかに笑っていやがるが、あれだけ可愛ければ私生活はきっとスゴイに違いない。いや、単なるひがみだが。しかし、そうなるとがぜん「おかしょ」が面白くなってくる。なんともインモラルな雰囲気を朝から匂わせる気前のよい番組ではないか。さすがNHK教育。
 ゼヒ、あたしにも教育してくれーっ。

まさときどう

2000年12月8日
 本日、帰り道にふらふらと商店街を歩いていたら、シャッターの降りた眠れる商店街に、しかし、パッと目を引くイカした店を見つけた。
 その名も「正時堂」。さぁ、何を売っているところか?どきどきのわくわくであるが、当然「正時」なるワケの分かんないモノを売っているわけはなく、まさか店のショーケースには「ハシモト正時」や「ミヤザワ正時」とかいうモノが並んでるハズがない。だから、
「おいオヤジ、ノナカを一つくれ」
「いやぁ、すいません。ノナカは、今切らしてまして。タナカとかだったらいつでもあるんですがねぇ」
なんてバカな会話がなされることも、たぶん、絶対、まったくないのだ。
本日モリ9割引大セール。フフ。

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