疑惑のブラジャー

2002年2月27日
 パートナーが言うには、あたしという人間の4/10はエロでできているらしい。んで、2/10がアナーキーで1/10がワガママということらしい。まあまあ、それが正しいかどうかは別としても、非常に冷静な人間でも自分のコトになるととかく判断が狂いがちなるで、客観的な視点としてその言葉を受け入れるのにやぶさかではない。
 何しろあたしときたら普段から自分のことはわからないと言って歩いているのだから、その姿を見て
「ヘンなの?」
と言われなかっただけマシというモノだ。ちなみに「ヘンなの?」とは言われなかったが「ヘンタイ!」とはよく言われている。まあまあ、自分の40%をエロが占めている以上、もはや人からヘンタイ呼ばわりされるのは義務みたいなモノだ。
 世の人々は自分の置かれた環境によって様々な役割を演じている。例えば家庭の中ではお父さんはお父さん、お母さんはお母さん、子供だって子供の役割を演じている。もし子供に兄弟姉妹がいるのならその時々によって演じ分けているだろうし、夜になればお父さんもお母さんも野生むき出しのケモノに戻るのだ。グヘヘヘ。そんなワケなのだから、あたしがヘンタイ扱いされても
「別にいいもんねー。ヘンタイだモンねー」
といったところなのだ。ホントに問題なのはヘンタイとしか呼ばれなくなったときで、そのときはあたしの全てがヘンタイということになるのだから、パートナーとの関係もそりゃぁタイヘンなことになるだろう。「ヘンタイと私」みたいな自叙伝を執筆されるかもしれない。
 とにもかくにもそんな40%ヘンタイ、つまりおよそ半分ヘンタイのあたしは、先日パートナーとの電話にてあらぬ疑いをかけられる。しかもなんたることか。その疑いが
「ねぇ、あたしのブラジャー盗ってない?」
ときたものだから。あたしとしては、
「ううん。盗ってないよ」
と言うしかない。だってホントに盗ってないのだもの。もう一回書くが「だってホントに盗ってないんだもの」。が、彼女が言うには無くなったのはお気に入りのブラジャーで、考え得る可能性はあたししか無いというのだ。うーむ。これは困った。しかし盗ってないものは盗ってないのだからココはそういうしかないのだ。
 電話口でバカみたいに「盗ってないよ。知らないよ」と繰り返しながら、疑いをかけられた経緯というか、日頃のあたしの行動を省みて少しだけ反省した。確かにあたしはブラジャーが大好きだ。パンティーよりはブラジャー。パンティーはオトコでもなんとかイケそうなだがブラジャーはオトコにとって絶対に必要がない。だからかもしれないが、ブラジャーには妙な憧れを感じる。部屋中にそれをばらまいて「ブラジャー祭」を開催したい衝動に駆られたり、それをパートナーに相談してみたり。また、パートナーに「なぁブラジャー」なんて呼びかけてしまったコトもしばしばだった。
 きっと今回のブラジャー疑惑もそんなところに起因しているのではないかと深く深く反省したのである。なので「盗ってないよ、知らないよ」と言いながらも「ごめんなさい」と謝ったりもした。彼女の方はといえば納得したのかどうか。電話でブラジャーの所在は明らかにならなかったが、とりあえずは受話器を置いてくれた。
 あたしの40%はエロできている。そう彼女は言っていた。んで30%がアナーキーとワガママ。そんなだからブラジャー疑惑をかけられる。
「よーし、反省でもすっかー!」
と、そう思った。
 ちなみに残った30%はイロイロと言うこと。エロエロでなくてホントに良かった。
 
 
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