水に流せない。

なにが？ってモンだろうが、そのあたりはなんとなく察していただきたい。なんとなくで結構なのだが、とにかく事態は水に流せないのである。
そして、そんなこんなで友人ともめてしまったのだ。
人生の半分を連れ添った大切な友人である。たいへん残念なことだ。
しかし、便器内のウンコが流れないのでは。しかもそのことを黙ったままヤツは帰り、何も知らずにあとからトイレに入ったあたしの見た光景ときたら！
怒り心頭でヤツに電話しても、
「まあまあ、水に流せよ」
ときたモンだ。流せないモノは流せない！何度ジャーとやっても流れないのだ。
今度ヤツの家に行ったら同じ事をしてやろうと、流水にも負けないウンコに堅く誓うのである。
　
　
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