いちじゅうひゃくせんまん。
2001年9月14日 そんなことをするヤツは阿呆か色情狂くらいのモノだろうと思っていたのに、気が付けば個人的事情に留まらず個人的情事のコトまで嬉々として語ってしまった昨今。
あたし自身、その状況に戦々恐々としながらも、この分ではその内セックスの実況中継すらやりかねないと考えたり、考えなかったりで、その時は是非、みなさまに自慢できるプレイでもお届けしようかと思い、今から楽しみでならないのだ。
しかし、コチラでそうそう気の抜けたことばかり書いていても、あたしの沽券に関わるというモノで、ここらでひとつ、あたしが如何に賢いかというのをみなさまにお見せするのも悪くはなかろうと思うのだし、むしろ是非見ていただきたいのである。なんなら全裸になってもいい。
ともかく、日頃から間抜けなことしか書けないあたしとしては、ここらで無理をしてでも
「あたしって賢いのよん」
ってコトをみなさまにアッピールしたいのだ。
よってココから先はあたしが鼻息も荒く語るモノばかりなので、たいへん胸クソ悪いに違いない。嫌悪感をもよおす場合がある。時には吐き気と尿意、便意までもよすかも知れないが、オマルや携帯用トイレ、ゲロ袋等をご用意の上最後までお読みいただきたい。コレも偏にあたしが賢いと理解していただきたいが為、読み手には何も気を配ってないので、当然ながら責任もとれないのだ。ザマーミロだ。
そして、これだけたいそうな前書きをおいてまであたしが必死で訴える「あたし賢い説」。それを証明する手段として用いるのがやはり、我が友人群総称フクヤケイスケの一人である。
何しろ「自分賢いぜ?」と他人に思わせるためには、自分よりアレな友人との比較対照が一番手っ取り早くラクチンなのだ。そんなわけで彼には謹んでスケープゴートになっていただく。ヒヒヒヒ。
そもそもあたしが「自分賢い!」とさらなる確信を深めたのは数日前に遡る。もともと調べモノのダイッキライなあたしとしては、調べモノって聞いた瞬間に鳥肌が立ち、寒気がして、失神のち失禁なくらいなのだが、インターネットにおわします、かの検索エンジン様の有用性はたいへん認めることころだ。
何しろ知りたい単語を入れるだけで、それに関係ありそうなページを何万件も表示して下さるのだからありがたい。検索結果件数が多いのはチト気になるところではあるが、図書館の本棚の本をすべて読むよりは数倍ラクだろう。
インターネット始めたての頃などは嬉しくなって、検索語入力欄に「オッパイオッパイオッパイ…」なんて、オッパイを二十個くらい並べたモノだ。もっとも今では多少落ち着いて、こうして昔を懐かしむ余裕も出てきたし、並べて入力するオッパイの数も10コくらいには減ってきた。
そんな落ち着き始めた今日この頃のあたしだが、先日とあるサイトで「数の位取り」についての記述を見つけた。判りやすく解説するなら「一、十、百、千、万、億、兆、…無量大数」というアレである。
そのサイトにはそれらが「10のx乗」というカタチで表記されていて、たいへん判りやすかった。特に数字に弱いあたしとしては、そんな大きな数字を見せられて心ワクワク胸ドキドキ。嬉しさで前後不覚になってしまうくらいである。いや、ホントのことを言えば前後不覚になった。
そして、早速そのことを友人のフクスケに電話で知らせたのだが、午前4時。受話器の向こうにいるヤツは、眠そう、且つたいへん興味なさげな対応。果ては、
「そんな億とか、兆とかよりも千円とか万円の方が大事だしよー」
である。
なんたることか!
ヤツには数学のなんたるかなんて関係ないのである。ほとばしる知性とかそう言うのは関係ないのである。それよりも何よりも大きな数字で前後不覚にならないのである。その辺がたいへん気に入らない。
もっともあたしとしても、そんな億とか兆とか、果ては無量大数とかでヤツを驚かせようとは毛の先ほども思っていない。実はあたしにはとんでもない必殺技があったのだ。
その名も「10の-x乗」。つまり0.1とか0.01のコトなのだが、コチラ「分」「厘」「毛」ときてその次がなんと「糸(し)」。糸なのである。きっとこの単位を考えたヒトは毛よりも糸の方が細いと考えてこんな単位にしたに違いない。
そしてさらに「10の-14乗が逡巡(しゅんじゅん)」「10の-1乗が須臾(しゅゆ)」「10の-18乗が刹那(せつな)」と言うのである。どうだ!それ見たことかと鼻の穴を膨らませて語りたい。何しろこれらの単語はちゃんと言葉としても使われている。「逡巡する」や「その刹那」など。「須臾」に関しては滅多に見ないモノだが、しかしそれ以外はソコココで確認できる。小説を読めばごまんと登場する「月並みな」な表現なのである。
つまり、あたしの妄想的発言の一環として捉えていただいても構わないが「その刹那」とこの「刹那」が同じモノだとするなら、今まで曖昧に、感覚的にしか表現できなかった「刹那」という時間の長さが「10の-18乗秒、もしくは分、時間、日あるいは年」などというカンジで表現できるかも知れないのだ。コレは凄いことだぞフクスケ!聞いてるか?
なんて、興奮したあたしの語りを黙って聞いていたフクスケだが、少しの間をおいてこんなコトを言った。
「じゃあ、あっという間ってのはどれくらいの時間なんだ?」
…。
なんてコトだろう!確かにそうだ。あっという間もこうして表現できるかも知れない。フクスケにもあたしの熱意が伝わった。とうとうヤツも数学に目覚めたのだ。勢い、そのサイトにある表を血眼で探してみるが、しかし「あっという間」なんて位取りはないのだ。
コレは困った。折角フクスケも数学への熱意に目覚めたというのに、ヤツの出鼻を挫いてしまったのかも知れない。まいったなぁ。そう思って黙っていると、電話口のフクスケがこんなコトを言った。
「『あっ』って言う間に決まってるだろ」
そして、続けざまにこんなコトも言い放つ。
「ヘンなモノ見つけて嬉しいのは判るが、午前4時なんて時間は電話するのも逡巡する時間じゃねーか?」
ガチャン。
粋な音を立てて電話が切れた。
そして、受話器からするツーツーツーという音を聞きながらあたしは思った。
是非、単位の横にその意味も書いて置いてほしい。出来ることなら注意書きも付けて。
『お友達にお知らせする前に、今のお時間をご確認下さい』
それくらいしっかり書いていただかないと、賢いあたしには判らないのだ。
あたし自身、その状況に戦々恐々としながらも、この分ではその内セックスの実況中継すらやりかねないと考えたり、考えなかったりで、その時は是非、みなさまに自慢できるプレイでもお届けしようかと思い、今から楽しみでならないのだ。
しかし、コチラでそうそう気の抜けたことばかり書いていても、あたしの沽券に関わるというモノで、ここらでひとつ、あたしが如何に賢いかというのをみなさまにお見せするのも悪くはなかろうと思うのだし、むしろ是非見ていただきたいのである。なんなら全裸になってもいい。
ともかく、日頃から間抜けなことしか書けないあたしとしては、ここらで無理をしてでも
「あたしって賢いのよん」
ってコトをみなさまにアッピールしたいのだ。
よってココから先はあたしが鼻息も荒く語るモノばかりなので、たいへん胸クソ悪いに違いない。嫌悪感をもよおす場合がある。時には吐き気と尿意、便意までもよすかも知れないが、オマルや携帯用トイレ、ゲロ袋等をご用意の上最後までお読みいただきたい。コレも偏にあたしが賢いと理解していただきたいが為、読み手には何も気を配ってないので、当然ながら責任もとれないのだ。ザマーミロだ。
そして、これだけたいそうな前書きをおいてまであたしが必死で訴える「あたし賢い説」。それを証明する手段として用いるのがやはり、我が友人群総称フクヤケイスケの一人である。
何しろ「自分賢いぜ?」と他人に思わせるためには、自分よりアレな友人との比較対照が一番手っ取り早くラクチンなのだ。そんなわけで彼には謹んでスケープゴートになっていただく。ヒヒヒヒ。
そもそもあたしが「自分賢い!」とさらなる確信を深めたのは数日前に遡る。もともと調べモノのダイッキライなあたしとしては、調べモノって聞いた瞬間に鳥肌が立ち、寒気がして、失神のち失禁なくらいなのだが、インターネットにおわします、かの検索エンジン様の有用性はたいへん認めることころだ。
何しろ知りたい単語を入れるだけで、それに関係ありそうなページを何万件も表示して下さるのだからありがたい。検索結果件数が多いのはチト気になるところではあるが、図書館の本棚の本をすべて読むよりは数倍ラクだろう。
インターネット始めたての頃などは嬉しくなって、検索語入力欄に「オッパイオッパイオッパイ…」なんて、オッパイを二十個くらい並べたモノだ。もっとも今では多少落ち着いて、こうして昔を懐かしむ余裕も出てきたし、並べて入力するオッパイの数も10コくらいには減ってきた。
そんな落ち着き始めた今日この頃のあたしだが、先日とあるサイトで「数の位取り」についての記述を見つけた。判りやすく解説するなら「一、十、百、千、万、億、兆、…無量大数」というアレである。
そのサイトにはそれらが「10のx乗」というカタチで表記されていて、たいへん判りやすかった。特に数字に弱いあたしとしては、そんな大きな数字を見せられて心ワクワク胸ドキドキ。嬉しさで前後不覚になってしまうくらいである。いや、ホントのことを言えば前後不覚になった。
そして、早速そのことを友人のフクスケに電話で知らせたのだが、午前4時。受話器の向こうにいるヤツは、眠そう、且つたいへん興味なさげな対応。果ては、
「そんな億とか、兆とかよりも千円とか万円の方が大事だしよー」
である。
なんたることか!
ヤツには数学のなんたるかなんて関係ないのである。ほとばしる知性とかそう言うのは関係ないのである。それよりも何よりも大きな数字で前後不覚にならないのである。その辺がたいへん気に入らない。
もっともあたしとしても、そんな億とか兆とか、果ては無量大数とかでヤツを驚かせようとは毛の先ほども思っていない。実はあたしにはとんでもない必殺技があったのだ。
その名も「10の-x乗」。つまり0.1とか0.01のコトなのだが、コチラ「分」「厘」「毛」ときてその次がなんと「糸(し)」。糸なのである。きっとこの単位を考えたヒトは毛よりも糸の方が細いと考えてこんな単位にしたに違いない。
そしてさらに「10の-14乗が逡巡(しゅんじゅん)」「10の-1乗が須臾(しゅゆ)」「10の-18乗が刹那(せつな)」と言うのである。どうだ!それ見たことかと鼻の穴を膨らませて語りたい。何しろこれらの単語はちゃんと言葉としても使われている。「逡巡する」や「その刹那」など。「須臾」に関しては滅多に見ないモノだが、しかしそれ以外はソコココで確認できる。小説を読めばごまんと登場する「月並みな」な表現なのである。
つまり、あたしの妄想的発言の一環として捉えていただいても構わないが「その刹那」とこの「刹那」が同じモノだとするなら、今まで曖昧に、感覚的にしか表現できなかった「刹那」という時間の長さが「10の-18乗秒、もしくは分、時間、日あるいは年」などというカンジで表現できるかも知れないのだ。コレは凄いことだぞフクスケ!聞いてるか?
なんて、興奮したあたしの語りを黙って聞いていたフクスケだが、少しの間をおいてこんなコトを言った。
「じゃあ、あっという間ってのはどれくらいの時間なんだ?」
…。
なんてコトだろう!確かにそうだ。あっという間もこうして表現できるかも知れない。フクスケにもあたしの熱意が伝わった。とうとうヤツも数学に目覚めたのだ。勢い、そのサイトにある表を血眼で探してみるが、しかし「あっという間」なんて位取りはないのだ。
コレは困った。折角フクスケも数学への熱意に目覚めたというのに、ヤツの出鼻を挫いてしまったのかも知れない。まいったなぁ。そう思って黙っていると、電話口のフクスケがこんなコトを言った。
「『あっ』って言う間に決まってるだろ」
そして、続けざまにこんなコトも言い放つ。
「ヘンなモノ見つけて嬉しいのは判るが、午前4時なんて時間は電話するのも逡巡する時間じゃねーか?」
ガチャン。
粋な音を立てて電話が切れた。
そして、受話器からするツーツーツーという音を聞きながらあたしは思った。
是非、単位の横にその意味も書いて置いてほしい。出来ることなら注意書きも付けて。
『お友達にお知らせする前に、今のお時間をご確認下さい』
それくらいしっかり書いていただかないと、賢いあたしには判らないのだ。
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