こどもよこども 2

2001年6月25日
 あたしの家の近くには商店街がある。商店街だけあっていろいろな商店があるのでたいへん重宝しているのだが、近くに住宅街もあって、おかげで子供もたくさん居るのだ。
 あたしは正直なところ子供がキライではない。むしろスキとかキライとかではなくて、もっぱら興味の対象である。それは別にロリとかショタというワケではなく、彼らのナニをするかわからないところがたいへんステキではないか!しかもバカみたいだし、機械みたいだ。自分にも同じ時期があったのだろうが、それにしたって彼らは不思議な生物なのだ。あたしは子供という時期の特別性をたいへん尊く思う。それくらい子供はステキなのだ。
 そして今日も子供を見た。5才くらいの子供だが、彼は「あわわあわわわわ。あわわあわわわわ」と言っていた。両手を空高く挙げて、まるで天を掴もうとするかの様な格好で「あわわあわわわわわ」と言っている。最近は不審な子供が増えたモノだ。正直そう思ったのだが、どうもその様子を観察するに手に何か持っている。「あわわあわわわわ」という声にも規則性がある。何だろう?
 よくよく観察するに右手に水鉄砲を持っている。そして、それを大空めがけて撃っているのだ。なんとも不思議な光景である。何もない虚空めがけて、もしくは大空めがけて水鉄砲を撃っているのだが、結果は判りきったこと。天に向かって撃ち出された水はある程度まで行くと当然落ちてくる。それが顔にかかるのだ。「あわわあわわわわ」が規則的なのは、どうもその水が顔にかかる度に発しているかららしい。
 天に向かって唾を吐くとは言うが、天に向かって水鉄砲とは。その年にしてことわざを体現する彼が将来どんな大物になるのか、あたしにはまるで予想もつかないが、今まさに彼がステキな時代にいるということだけはイタイほどわかった。
 そこにあるノスタルジー。戻れるモノなら戻って、一緒にやってみたいモノである。
 「あわわあわわわわ」て。
 
 
 
 子供にノスタルジーは感じるが、オトナはやめられんなー、ゲヘヘ。なんて考えている、そんな桜井シイタさんのウェブサイトへはページ左上の家マークからも行けますが、ちっこいので見逃しそうです。だからリンクも出しておきます。
 
 

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