艦長と永田町は似ていない その2
2001年6月21日 自民党本部といえば今や小泉ポスターで有名だが、ご多分に漏れず艦長とあたしもそのポスターを買いに行った。1枚50円の代物なのだが、その党本部につく前、あたし達は坂ばかりの南北線溜池山王駅あたりで上り下りを繰り返して大変くたびれていたのだ。しかも驚くことに永田町に着いてからこっち、すべての交差点に警官が立っているのではないかと思うくらい街は警官に溢れていたので、息苦しいったらありゃしないのだが、しかし「道に迷わない」「暴漢に襲われない」等々の恩恵はあるわけで、多少複雑な想いを感じながらも、その辺に腰掛けて、あたし達は溜息山王界隈からチラホラ見えだした民家にあらぬ想いを馳せていた。
何しろ日本の政治の中心地にある民家である!町中に立つ警官が公邸警護のついでに守ってくれるかも知れないし、もしかしたらどこぞの政治家が密談用に一部屋借りているかも知れない。駅から3分程のところに「黒澤」というソバ屋を見つけたが、料亭風でもあり表に出ているメニューには「もりそば 600円」なんて書いてあるがなかなかどうして信用できたモンじゃない。席代とかお通し代は言わずもがな、指名料まで取られるかも知れないのだ。何しろそこは永田町なのだから!六本木の秘密クラブや赤坂の高級料亭、秋葉原の裏ビデオ屋に匹敵するくらいに謎の多い土地柄なのだ。議事堂の案内さん曰く、最近出来た議事堂や官邸を見下ろせるビルの窓ガラスにはある種の角度になるとピントがズレる魔法のガラスが使用されているらしい。
そうしてあたし達の目を避けるように、街全体で何か巨大なヒミツを隠しているのだろう。政治のヒミツなんて言うよりむしろヒミツ政治!そこはそういう街なのだ。
ちなみに例の小泉ポスターは思いの外大きくてイヤになったので買ってこなかった。党本部の売店で二人してタバコをふかしてそれで帰ってきたのだが、これぞまさしく仁和寺の法師。吉田兼好が生きていたらバカにされたに違いない。
何しろ日本の政治の中心地にある民家である!町中に立つ警官が公邸警護のついでに守ってくれるかも知れないし、もしかしたらどこぞの政治家が密談用に一部屋借りているかも知れない。駅から3分程のところに「黒澤」というソバ屋を見つけたが、料亭風でもあり表に出ているメニューには「もりそば 600円」なんて書いてあるがなかなかどうして信用できたモンじゃない。席代とかお通し代は言わずもがな、指名料まで取られるかも知れないのだ。何しろそこは永田町なのだから!六本木の秘密クラブや赤坂の高級料亭、秋葉原の裏ビデオ屋に匹敵するくらいに謎の多い土地柄なのだ。議事堂の案内さん曰く、最近出来た議事堂や官邸を見下ろせるビルの窓ガラスにはある種の角度になるとピントがズレる魔法のガラスが使用されているらしい。
そうしてあたし達の目を避けるように、街全体で何か巨大なヒミツを隠しているのだろう。政治のヒミツなんて言うよりむしろヒミツ政治!そこはそういう街なのだ。
ちなみに例の小泉ポスターは思いの外大きくてイヤになったので買ってこなかった。党本部の売店で二人してタバコをふかしてそれで帰ってきたのだが、これぞまさしく仁和寺の法師。吉田兼好が生きていたらバカにされたに違いない。
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