マボロシ餃子
2001年5月6日 このコラムを書き始めてからこっち、あたしはミナサンにヒミツにしていることがたいへん多いということに気付いた。例えばヒミツで「カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)」を聞いていたり、ヒミツで「カントリー(中略)娘。)」を聞いていたり。つまりあたしのヒミツというのは、主に「カン(中略)。)」を聞いているということに集約されるのだが、今回はさらにもう一つ。まとめて買えばさらにお得なヒミツを暴露してみたりする。
それは、ヒミツだがあたしはラーメンが好きだということ。餃子はニンニク入りしか食べないということ。なのだ。ただし特にコダワリはない。たまたま近所のラーメン屋の餃子にニンニクが入っていて、主にそこを利用するためにそうなったとでもいうべきだろうか。とにかくラーメンとニンニク入り餃子の好きなあたしとしては、出先のラーメン屋で見つけた「幻の餃子」なるモノを見逃すわけにはいかないのだ。
そう。幻。マボロシ。マボロシの餃子だ。なんて心躍るフレーズだろう。マボロシなのだ。ニンニクとか野菜とか肉とかではなくて「マボロシ」。なんともウレシイ、ほんのりウレシイ名前じゃないか。やはり具はマボロシなのだろう。それは見えないとか食えないとかのマボロシではなく、食べると死に至るくらい美味しいマボロシ。
オトコ桜井、食さねばなりませぬ。マボロシの餃子を食さねば。しかし、ここで。たいへん値段が気になるところ。マボロシだけにきっとものすごい値段に違いない。値段だけマボロシなんていう上手い話はきっと転がってないのだ。甘んじて払わねばらるまいよ。マボロシの代価ってヤツを。
しかし、ココであたしは仰天した。なんとメニューにはこう書いてある。
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餃子 250円
幻の餃子 300円
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ああ、なんてことだろう。マボロシが、あのマボロシがたったの300円で味わえるなんて。フツウの餃子と50円差で食べられるなんて。こんなにウレシイコトはない。
「おいオヤジ。マボロシを一つくれ。」
ココロの中のあたしがそんなイナセな声を上げる。そしてとうとうマボロシを頼んだのだあたしなのが、ふとメニューに視線が落ちた。マボロシの下に何か書いてある。
*************************
餃子 250円
幻の餃子 300円
ニンニクいり、ピリとカライデス
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ん? あたしは、そこに書いてある言葉を胸の奥で反芻した。「ニンニクいり、ピリとカライデス」ニンニク入り? それはニンニク餃子というのでは…?
そう、たった300円。その差「50円」のマボロシに、あたしは翻弄され、マボロシはホントにマボロシとなってしまった。そして、機械的にあたしの口に放り込まれるニンニク餃子は。ニンニクの味がして、少しだけ。ピリとカライデス。
今回はマボロシを逃がしたが、次こそはと密かに思っている桜井シイタさんのウェブサイトはコチラ→リンク
それは、ヒミツだがあたしはラーメンが好きだということ。餃子はニンニク入りしか食べないということ。なのだ。ただし特にコダワリはない。たまたま近所のラーメン屋の餃子にニンニクが入っていて、主にそこを利用するためにそうなったとでもいうべきだろうか。とにかくラーメンとニンニク入り餃子の好きなあたしとしては、出先のラーメン屋で見つけた「幻の餃子」なるモノを見逃すわけにはいかないのだ。
そう。幻。マボロシ。マボロシの餃子だ。なんて心躍るフレーズだろう。マボロシなのだ。ニンニクとか野菜とか肉とかではなくて「マボロシ」。なんともウレシイ、ほんのりウレシイ名前じゃないか。やはり具はマボロシなのだろう。それは見えないとか食えないとかのマボロシではなく、食べると死に至るくらい美味しいマボロシ。
オトコ桜井、食さねばなりませぬ。マボロシの餃子を食さねば。しかし、ここで。たいへん値段が気になるところ。マボロシだけにきっとものすごい値段に違いない。値段だけマボロシなんていう上手い話はきっと転がってないのだ。甘んじて払わねばらるまいよ。マボロシの代価ってヤツを。
しかし、ココであたしは仰天した。なんとメニューにはこう書いてある。
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餃子 250円
幻の餃子 300円
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ああ、なんてことだろう。マボロシが、あのマボロシがたったの300円で味わえるなんて。フツウの餃子と50円差で食べられるなんて。こんなにウレシイコトはない。
「おいオヤジ。マボロシを一つくれ。」
ココロの中のあたしがそんなイナセな声を上げる。そしてとうとうマボロシを頼んだのだあたしなのが、ふとメニューに視線が落ちた。マボロシの下に何か書いてある。
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餃子 250円
幻の餃子 300円
ニンニクいり、ピリとカライデス
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ん? あたしは、そこに書いてある言葉を胸の奥で反芻した。「ニンニクいり、ピリとカライデス」ニンニク入り? それはニンニク餃子というのでは…?
そう、たった300円。その差「50円」のマボロシに、あたしは翻弄され、マボロシはホントにマボロシとなってしまった。そして、機械的にあたしの口に放り込まれるニンニク餃子は。ニンニクの味がして、少しだけ。ピリとカライデス。
今回はマボロシを逃がしたが、次こそはと密かに思っている桜井シイタさんのウェブサイトはコチラ→リンク
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