漢字とカタカナ
2001年4月24日 衝撃の告白とでも言うのだろうか、あたしはスカがスキなのだ。「スカ好きッスか?」なんて聞かれようもんなら二つ返事で頷いてしまう。スカ好きなだけに「ウンウン」ってカンジ。いや、そんな下品な返事はしない。いくらあたしでも恥じらいってモンがあるのだ。公衆の面前で、果ては全世界に向けて「こんにちは。スカ好きの25歳です」なんて言えようモノか。しかし、事態は思わぬところで進行し、なんと椎名林檎の新曲はスカだった。東京スカパラダイスオーケストラがアレンジをやっちまったらしい。そうなのだ。スカトロではなく、スカが好きな25歳。椎名林檎の新曲もステキだが「カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)」もヒミツで聞いている。
そんなわけで、我が友人群の総称であるフクヤケイスケに今度も電話をしたのだ。椎名林檎の新曲を聴いたのだよ。と報告したのだが、ヤツは椎名林檎を「林檎姫」なんて臆面もなく呼んでしまう様な人間なので、当然二人の会話には微妙な隔たりが現れ始める。そして、それがおかしな方向にずれ始めたと感じたのは、「椎名さんの曲題には丸の内サディスティックを始め「漢字+カタカナ」が多いのはなぜなの?」というあたしの質問からだろう。ヤツは「漢字+カタカナ」の持つ格好良さや繊細さについて語り始めた。ヤツにとってはとにもかくにも林檎姫。「弁解ドビュッシー」だろうが、「無罪モラトリアム」だろうが林檎姫様の付ける「漢字+カタカナ」の持つ響きの良さについて延々あたしに語って聞かせるのだ。
「林檎姫の付けるそういう曲題は大変繊細で格好良く、大胆にして力強く…」
なんだか途中で眠くなりかけたが、フクスケはあたしの大事なトモダチなのだ。ソイツが必死に弁明するほど林檎姫様の「漢字+カタカナ」はイカスのだ。だからあたしも語彙力を最大限に使ってヤツの期待に応えねばなるまいよ。そして厳選された珠玉の二候補から一つ、イカした方を言ってやったのだ。
「核ミサイルとかも格好いいモンな」
会心の一言だろう。コレこそヤツのココロにピタリとはまる「漢字+カタカナ」語だとあたしは確信した。しかし、核ミサイルの持つ繊細さや格好良さ、力強さや大胆さは残念ながらヤツに通じることはなく、電話はツーツーツーと繰り返すだけのバカな機械になってしまった。
どこでどう間違えたのだろう。林檎姫様の下僕殿にあたしの核ミサイルは通じなかった。が、もしもあそこで、果たしてあの時「梅宮アンナ」と言っていたら、何か事態が変わっただろうか? 変わらないならあたしは悪くない。何しろ核ミサイルと梅宮アンナがあたしの限界だったのだから。
こんなコトをいつもやらかしているわけではない桜井シイタさんのウェブサイトはコチラ→リンク
そんなわけで、我が友人群の総称であるフクヤケイスケに今度も電話をしたのだ。椎名林檎の新曲を聴いたのだよ。と報告したのだが、ヤツは椎名林檎を「林檎姫」なんて臆面もなく呼んでしまう様な人間なので、当然二人の会話には微妙な隔たりが現れ始める。そして、それがおかしな方向にずれ始めたと感じたのは、「椎名さんの曲題には丸の内サディスティックを始め「漢字+カタカナ」が多いのはなぜなの?」というあたしの質問からだろう。ヤツは「漢字+カタカナ」の持つ格好良さや繊細さについて語り始めた。ヤツにとってはとにもかくにも林檎姫。「弁解ドビュッシー」だろうが、「無罪モラトリアム」だろうが林檎姫様の付ける「漢字+カタカナ」の持つ響きの良さについて延々あたしに語って聞かせるのだ。
「林檎姫の付けるそういう曲題は大変繊細で格好良く、大胆にして力強く…」
なんだか途中で眠くなりかけたが、フクスケはあたしの大事なトモダチなのだ。ソイツが必死に弁明するほど林檎姫様の「漢字+カタカナ」はイカスのだ。だからあたしも語彙力を最大限に使ってヤツの期待に応えねばなるまいよ。そして厳選された珠玉の二候補から一つ、イカした方を言ってやったのだ。
「核ミサイルとかも格好いいモンな」
会心の一言だろう。コレこそヤツのココロにピタリとはまる「漢字+カタカナ」語だとあたしは確信した。しかし、核ミサイルの持つ繊細さや格好良さ、力強さや大胆さは残念ながらヤツに通じることはなく、電話はツーツーツーと繰り返すだけのバカな機械になってしまった。
どこでどう間違えたのだろう。林檎姫様の下僕殿にあたしの核ミサイルは通じなかった。が、もしもあそこで、果たしてあの時「梅宮アンナ」と言っていたら、何か事態が変わっただろうか? 変わらないならあたしは悪くない。何しろ核ミサイルと梅宮アンナがあたしの限界だったのだから。
こんなコトをいつもやらかしているわけではない桜井シイタさんのウェブサイトはコチラ→リンク
コメント