彼の目的

2000年11月30日
 あたしはこんなことも考えたりするのだが、たとえばモモタロウはイヌサルキジにキビ団子をあげて仲間になんかしたが、それは果たして鬼退治の手助けをさせるためだろうか?犬猿の仲と言う言葉をモモが知らなかったはずはないのだから、きっと仲間になって仲の良くなったイヌとサルにモモがガマンできるはずはないし、きっとイヌとサルにこう言うのだ。
「オマエらケンカしろよ。ホントは仲悪いんだろ?」
そして、そんなモモの変化にとまどって何もできないでいる二匹にイライラしてくると、キジのクビを掴んでこう言うに違いない。
「早くやんないと、こいつのクビ折るよ?」
 もはや何がなんだか分からないイヌサルと自分が死にそうなことだけは分かるキジ。キジが「ボクのことはいいから…」というか「ボクのために…」と言うかは知らないが、もはや誰が鬼かというハナシである。
 ところで、最近友人が遊びにやって来た。岡山からはるばる車を飛ばしてやってきたのだが、彼のおみやげはキビ団子だった。岡山だしフツウだと思うのだけど、彼曰く、数が少ないので配れるのは一人一個ずつらしい。
 得体の知れない恐怖と共にキビ団子を食べながら思うことは、あたしがキジじゃありませんように。ってこと。

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